急性中毒もあり?!カフェインの中毒症状や中毒量を解説!

カフェインは大量に摂取する事により中毒症状を起こします。良く症例とされるのは睡眠障害(不眠症)、胃痛や吐き気、焦燥感による多弁に頭痛など多岐にわたります。重度の時には歩行困難やパニック障害、幻覚やうつ病といった事も起こりえます。

中毒症状はカフェイン過敏症の方で無い限りはカフェインの大量摂取をしない限り、そうそう起こりえるものではありません。では大量摂取とは一体どの程度の物なのか。一般的には

  • 1時間内に6.5mg/kg
  • 3時間内に17mg/kg
  • 致死量は1日に200mg/kg

※mg(カフェイン)/kg(自身の体重)

とされています。

お家で飲むインスタントのコーヒーは1杯60mgとされています。致死量の場合このインスタントコーヒーを飲む方が60kgの体重だとしましょう。

  • カフェイン致死量 200mg×60kg(自身の体重)=12,000
  • 12,000÷60kg(インスタントのコーヒー1杯のカフェイン量)=200

※これにより200杯1日に飲むとこの男性は致死量に届くという事になります。

こちらはあくまで一般的であり個人差があります。1日に200杯は飲めませんよね。しかしこれはあくまでのインスタントコーヒーのカフェイン量で計算した事を忘れない様にして下さい。

例えばドリップコーヒーだとこれが約80杯程になります。それでも膨大な量となりますが、一気に杯数は減りました。またカフェインは飲料以外にも沢山含まれています。

そして逆に1時間に5,6杯程で中毒になる方が半数いらっしゃいます。コーヒー好きの方になると1時間に5,6杯というのはそう難しい事ではないと思います。この様に致死量へ至らなくても中毒になる方は現在多く存在しております。

また余談ではありますが缶コーヒーやペットボトル飲料のコーヒーになるとカフェイン量は200kgを超えると言われております。特に缶コーヒーは量の影響上1時間に2本も3本も飲まない様気を付けて下さい。

 

急性的に起こる中毒症状

基本的には上記でお話した通りの症状が慢性的に起こる様になります。が稀に飲み方や身体のつくりにより急性的におこるカフェイン中毒もあります。

こういったカフェイン中毒はカフェインが持つ神経毒性によって引き起こされます。先程飲み方とお伝えしましたが、こちらはお酒と同様に短時間に大量摂取をする事により引き起こされる事があります。

急性は通常のカフェイン中毒と違いその場でなる訳ですね。コーヒーを飲んでると頭が痛い気持ちが悪い。アレルギーと同等と考えてもらえれば良いと思います。急性は身体に瞬間的な高負荷をかける為大変危険です。

昨今では急性カフェイン中毒により初の死亡者も確認されております。身体がカフェインに適用しない、余程のカフェイン量を摂らない限りはそうなる事はまずありませんが、用量を守って飲むことをオススメします。

 

中毒になった場合

カフェイン中毒になった場合はカフェインを断てば治ります。言葉にすると簡単ですが実際にこれを行うのは難しいです。元々カフェイン中毒になる程カフェイン飲料が好きという事になります。

1つ目はそれでも我慢してカフェインを断つ。自制心をコントロール出来る人向けですね。しかしカフェインを摂らないという事だけでは終わりません。

一定時間また数日経つと中毒症状が発症します。頭痛や吐き気、集中力の低下などですね。3,4日目が特にキツいと言われております。逆にこの方法の場合はそれを数日乗り切ればカフェイン中毒症状が出なくなります。

2つ目は徐々に減らしていく。計画性がある人向けです。こちらは少々長丁場となっていきます。こちらは副作用があまり起こりません。数を減らしていく為その合間に何かしら症状が出るかもしれませんが軽度のもので治まります。

その代わり我慢して断つ事に比べると向きあう月日は長くなると言えるでしょう。

3つ目は病院にて胃洗浄をしてもらうです。カフェイン中毒はカフェインを摂る事もですが今まで摂った分が胃に染みついているのです。それが胃痛や倦怠感などの原因にもなっていきます。胃を洗浄すれば元の状態に戻るわけですからこちらの方法をとるのも良いと思います。

しかしこちらは胃を洗浄するだけですので、生活リズムのルーチンが変わるわけではないのでその後も2つ目と同じく徐々に体に慣らす必要はあります。また洗浄した事により胃が綺麗になる為、最初はカフェイン飲料を飲むと刺激を強く感じるかもしれません。

 

まとめ

この様にカフェイン中毒は身体の身体・精神の不調、それにおける副作用だけでなく自身を死に至らしめる危険性があります。現代ではカフェインレス飲料やノンカフェイン飲料といったカフェインを少なくしたり入っていない飲料も存在します。

コーヒーや紅茶などが大好きな方はこれを活用し、適量のカフェインを摂ると良いでしょう。また既に中毒にかかっているかもと思った方はすぐに治すためにカフェインを断つもしくは少しずつ減らしていく様にしましょう。

カフェインを取り除くという事はカフェインの良い部分を取り入れる事が出来るようになり、また体の不調を取り除く事になるでしょう。

カフェインは医薬品の為、用法用量を守るか否かにより薬にも毒にもなります。カフェイン飲料が美味しい、その気持ちは凄く分かります。だからこそより良いカフェインライフを楽しんで頂く為に健康的な体を保って頂ければと思います。

最後となりますがカフェインの量は飲料により様々となっています。どんなコーヒーでも1時間に5,6杯飲まなければ大丈夫!という訳ではありません。

あくまで60kgという目安はインスタントコーヒーであり、それ以外のコーヒーは様々なカフェイン量になっておりますので、しっかりご確認のうえでカフェインで彩られたハーモニーを楽しんで下さいね。

それでは今回もお話を聞いて頂きありがとうございます。皆さんより良いカフェインライフをお送り下さい。