一般的にカフェインと聞くと眠気覚まし効果がある、刺激物、摂取しすぎると悪影響といったフレーズが思い浮かぶと思います。これらは全て正解であると言えます。眠気を覚ます為にコーヒーを飲むと実際目が冴えてきますよね?
どんな特効薬だって飲み過ぎると身体に支障をきたしますよね。今回は実際カフェインはどの様な効果をもたらしてくれるのか、その万能さをご紹介させて頂きたいと思います。
カフェインの知られざる効果の数々
- 眠気覚まし
- 記憶力アップ
- 運動におけるパフォーマンスアップ
- 疲労回復
- 沈静効果
- ダイエット効果
- 病気の抑制
沢山ありますね。カフェインは摂取してから30分後より約4時間にて効果を発揮しますが普段カフェインを飲まない人になると8時間~14時間内まで継続するとも言われております。
これ以外にもカフェインがもたらしてくれる効果はあるのですが、多い為割愛しちゃいます。これらがどの様な理由で効果として繋がっていくのか、それを紹介させて頂きます。
①眠気覚まし
こちらは良く皆様が聞いた事のある効果の一つですね。カフェインには覚醒効果もしくは中枢神経興奮作用といい、中枢神経は外部から得た情報を纏めたり命令を伝達する機能があります。そこが活発になるという事が目覚めに繋がる訳ですね。
ちなみに刺激物ですので飲み続けると慣れてしまい効果が薄くなってしまいます。眠気覚ましなどの効果を得たい方は数日や1週間カフェイン離れをした後に摂取する必要があります。また記憶力アップもこの中枢神経興奮作用からきております。
何故記憶力アップにこの作用が繋がるかというと大脳の一部に海馬という場所があります。記憶や学習能力に関わる器官になるのですが、中枢神経が興奮する事により海馬の働きも活発化する事によって記憶力や学習能力がアップします。
アルツハイマー病もこの様な活性化により改善できるとされております。それはアルツハイマー病の原因の一つに海馬の萎縮があるからです。この海馬からその海馬に繋がる中枢神経の流れを活発化する事により防止へと大きく役立つのです。
②運動におけるパフォーマンスアップ
まずカフェインには鎮痛効果があります。その効果により運動中に疲れたという気持ちが薄まり効果に繋がります。またカフェインには血管の収縮効果というものがあります。
血管の収縮により血流を良くするだけでなく血管が収縮されるという事は筋肉も収縮される為パフォーマンスへと繋がります。血流を良くするという事は脂肪燃焼への効果にも表れます。その為ダイエットにも効果的な訳ですね。
そしてこの様な効果が病気の抑制に役立つと言われております。糖尿病は血管が収縮し筋肉をも収縮される事による疑似運動効果により抑制されると言われている。
糖尿病は運動不足や肥満などによるインスリン不足や細胞低下により引き起こされているが、血流を良くする脂肪燃焼効果に筋肉を収縮をさせる疑似運動効果により改善できると言われている。
もちろんコーヒーを飲んだだけで完全になくす!という事にはなりません。しかし 実際にコーヒーを良く飲む人の糖尿病発症率は低いという結果がでてます。
+運動を行う事も出来ればかなり発症の確率が下がりますね。とはいえ飲み過ぎると別に睡眠障害などを引き起こす可能性があるので気を付けてくださいね。
③疲労回復
激しい運動などの後には体内のグリコーゲンが大きく減少しています。これの回復量によって次の日のパフォーマンスに影響します。という事はいかにこのグリコーゲンを早く回復させるかが疲労回復の鍵となるわけです。
基本的には糖質やタンパク質を沢山摂る事で回復する事が知られています。糖質やタンパク質を沢山摂る事は時間が早ければ早いほど良い効果を期待ですます。
30分以内に摂取するのと、それ以降より2時間以内で摂取するとでは3倍程効果の違いが表れるといいます。
そしてそこにカフェインを入れる事により更なる効果を発揮します。というのはさらにカフェインには筋グリコーゲンの再合成速度を速める効果があります。
それにより疲労回復へと繋がるのです。またそれに比例して筋肉痛への軽減効果も期待出来ます。万能ですよね、しかしあくまでも個人差がある事は忘れない様にしてください。
④沈静効果
中枢神経興奮作用があるのに何故沈静効果なんだ!と思う方がいるかもしれません。ちなみにこちらの効果は紅茶やお茶などで良く発揮されます。基本的にカフェインは②でお話しました通りに鎮痛効果があります。これにより痛みをマヒさせます。
そして紅茶などに含まれるテアニンという成分があります。これにより緊張を和らげる効果があります。この二つが合わさる事で沈静効果を得られるわけです。
その為コーヒーよりも紅茶やお茶で効果を発揮する事になります。ちなみに鎮痛とはカフェインにより作為的に痛みをごまかしており、沈静は効果により自然に落ち着く働きとなっております。
こちらはカフェイン以外の成分も必要というお話になりますが、カフェインも大事な要素になりますので知っておいて損はないですね。
最後に
カフェインにはこの様に色々な効果があります。カフェインはれっきとした医薬品なのです。最初にお話した通りお薬の飲み過ぎは身体に良くない、なので悪影響が出てしまうといった感じですね。副作用というのはそこから来ております。
しっかりと用法用量を守り飲んで頂く事により効果は実感出来ます。
色々と難しいお話をさせて頂きましたがカフェインの摂取によりドーパミンが沢山出て興奮する、紅茶を飲む事によりカフェインとテアニンの効果でアデノシンによって気持ちが落ち着く、この様な簡単な解釈でも良いと思います。
忘れてはいけないのは飲み過ぎない事、効果が出るまでの時間は30分必要、効果は個人差がある事、毎日飲んでるとカフェイン慣れしてしまう事ですね。カフェインは素敵な万能薬ですね、是非一度試してみてください。