空腹時のカフェイン摂取の危険性!下痢や吐き気をおこすから注意!

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空腹時にコーヒーやお茶を飲むとお腹が痛くなったり、下痢や吐き気をもよおしたことはありませんか?

それはコーヒーやお茶にふくまれてるカフェインのせい?

それとも他の成分が関係しているの?

空腹時がダメならいつ飲むのがいいの?

頭に浮かんだこんな疑問に、コーヒーやお茶に含まれるカフェインと下痢の関係、また理想的なカフェインの摂取時間、を交えてお答えしましょう 。

 

カフェインは胃酸の分泌を促し下痢の原因に

カフェインには、アルカロイドという麻薬の一種を含む興奮作用があります。中枢神経を刺激し覚醒作用をもたらしますが、この刺激物質は胃酸分泌作用があります。

胃が空っぽの状態は食べ物を吸収しやすく、カフェインの影響がより強くあらわれます。コーヒーを飲めば胃酸過多になり、胃痛をおこしたり、下痢をひきおこします。

胃の健康な人であればその影響は、ほどんとみられませんが、胃腸の弱い人、また刺激物に敏感な人は、カフェインをとると胃が荒れてしまいますので控えましょう。

 

食後、食前、空腹時?自分の体質にあったカフェインの摂り時はいつ?

カフェインの胃酸分泌の作用は、取り方さえ工夫すれば効果的です。

食事を早く消化したい人に、食後のコーヒーは適しています。カフェインの殺菌作用と消化作用は、胃酸の分泌を上昇し、食べ物を胃の中で殺菌しやわらかくして消化スピードを高めてくれます。

ですが食後のカフェイン摂取は、糖尿病患者や貧血になりやすい人は、注意が必要です。

糖尿病患者の、食後のカフェインの摂取は、血糖値の上昇をまねくおそれがあります。

カフェインは、鉄分の吸収を妨げる作用があります。また紅茶や緑茶に含まれているタンニンも、鉄と結びつき吸収をさまたげる作用があります。

鉄分が不足してる人や貧血を予防したい人は、食後しばらくおいてからのコーヒーやお茶の摂取をおすすめします。 食事でせっかく摂った鉄分は効果的に吸収させたいですものね。

 

コーヒーにいれる砂糖が浸透圧性下痢をひきおこす?

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コーヒーを飲むとお腹を壊すというのは、カフェイン以外のミルクや砂糖が原因の場合があります。

コーヒーや紅茶に入れている牛乳や砂糖が「浸透圧性下痢」を引き起こしている可能性があります。

浸透圧性下痢とは、浸透圧(水分を吸収しようする力)の高いものを摂取したときに、腸内の水分量増加によっておこる下痢です。

砂糖や 人工甘味料 、また乳糖を含む乳製品は、腸の外からの浸透圧の力が高く、血液中に吸収されなくなり、それに対して体が腸内の浸透圧を低下させようと、腸内壁から水分をひきだします。結果、腸内の水分を多く含んだ便が排出され下痢となります。

 

コーヒーにミルクは乳糖不耐症には悪影響?

よくコーヒーのブラックは胃の負担になるからと、ミルクをいれて飲む方がいます。

ミルクに入っている乳糖の成分は確かに胃の壁に粘膜をつくりカフェインの刺激を緩和しますが、「乳糖不耐症」のひとは注意が必要です。

乳糖不耐症の人はラクトーゼという酵素の分泌がよくないため、乳製品が消化できずに浸透圧性下痢をおこします。

「 子供の頃によく牛乳飲んでいたが平気だった」という人でも、 乳糖を消化する酵素が年齢とともに減少しますので、牛乳に耐性があるかどうか確認してみては。

また冷たい飲み物は胃腸を刺激しますので、胃腸の弱い方はアイスコーヒーやアイスティーなどはひかえましょう。

 

1日のカフェイン摂取は400mgまでに

コーヒーや紅茶に含まれるカフェインは良い面と悪い面の両面性があります。いずれにしても過剰摂取は悪影響をもたらしますので、摂取量には気を配り、上手に摂取を心がけることが大切です。

1日の摂取はコーヒー3−4杯くらいにとどめ、一度の過剰摂取はさけましょう。

ストレスの多い現代人にとってコーヒーや紅茶でのブレイクタイムは、リラックス効果をもたらします。生活に上手にとりいれて、カフェインを楽しみたいものです。