カフェインレスコーヒーというものがあります。別名デカフェと呼ばれるもので、カフェインが入っていないコーヒーの事ですね。
コーヒーには、カフェインを摂取する事によって、覚醒作用があります。そのため、カフェインを取る目的で朝にコーヒーなどを飲む人もいます。
その反面で、妊娠中の体には悪かったり、日中飲みすぎると不眠症の原因になったり、最悪カフェインを異常に摂取するとカフェイン中毒になって死ぬ事もあります。
そのため、カフェインレスコーヒーが注目され、そちらの方を好む人もいます。
そうした良い風評の裏側では、カフェインレスコーヒーは危険なのではないかという噂もあります。
本当はどうなのでしょうか?
ものによっては危険。でも、基本は安全!
まず、カフェインレスコーヒーが危険とされている原因はなんでしょうか?それはこの2点でしょう。
- カフェインという自然な物質を取り除く過程で何か異質なものが混入されているのではないかという先入観。
- 海外では実際に日本では取り扱い禁止の「ジクロロメタン」という薬品が使われている。
カフェインというのは、現段階では日本では、薬品と水を使う方法と二酸化炭素による方法の二点によって行われています。
その二点はどちらとも安全であると証明されているので、先入観を持って心配する必要はありません。
「ジクロロメタン」の危険性。そして、何故、「ジクロロメタン」が使われているのか?
ただ、今の時代、インターネットを使って海外から簡単に商品を輸入していますよね。通販サイトのAMAZONで買ったものが、知らず知らず海外から購入したものだとわかったという経験をした人もいるのではないでしょうか?
日本人が売っているものも、そうした海外から輸入したものを転売している可能性もあります。
そして、海外から輸入したカフェインレスコーヒーが、何故危険なのかというと、「ジクロロメタン」という薬品を使ってカフェインを抜いているからです。
日本でも薬品を使ってカフェインを抜くのが一般的です。しかし、日本の法律で定められたものを使っています。
方法としてはまずは豆からコーヒーにします。そこに薬品を入れて、カフェインを抜きます。そこから更に薬品を抜く作業を行います。そのため、日本のカフェインレスコーヒーは安全です。
ただ、海外のカフェインレスコーヒーは薬品をそのまま残しています。
それは何故か?
- 味を安定させる効果がある。
- 安く提供できる。
日本のようなやり方ですと、実は味を損ねてしまいます。そして、スーパーなどでカフェインレスコーヒーを実際に見るとわかりますが、カフェインレスコーヒーというのは非常に高いです。ものによっても違いますが、普通のコーヒーの何倍もします。
それを上手く解決できるのが、「ジクロロメタン」という薬品なのです。
この「ジクロロメタン」という薬品は、
- 人体に有害である。
- 産業廃棄物として処理する際には日本では監視が必要。
- 特定の洗剤能力を持ち、実際に洗剤として使われている。
などの特徴があります。
「ジクロロメタン」が海外で許可されている理由
「ジクロロメタン」は簡単に言うと劇薬です。飲んでいいものではありません。
ただ、カフェイン文化の根強い欧米などを中心に、「カフェインよりかはましではないか?」と考える人が多いため、使われているのです。
実際、そういう欧米人の価値観というのは信頼できるものではありません。例えば大麻はお酒と同じくらいの多幸感しかもたらさないと言われています。
お酒は適量なら健康的だと言われており、合法的に飲む事ができますよね。そのため、大麻は健康的だと主張する人が現れて、実際に大麻がオランダなどを中心に合法化されているわけですね。
でも、実際はそんな事はありません。大麻は劇薬です。依存症を引き起こし、脳を委縮させます。
逆に日本の「こんにゃくゼリー」や「お餅」といったものは、海外で危険視されています。喉を詰まらせて死ぬ人が多いからですね。ただ、日本の文化とい事で、日本人からは大目に見られています。
そうした価値観の違いから使用が許されているだけであり、海外のカフェインレスコーヒーは危険です。
普通にコーヒーチェーン店などでもカフェインレスコーヒーは売られている事があり、そのほとんどに「ジクロロメタン」が入っています。
最後に
カフェインレスコーヒーは、
- 生産地を確認して日本産のものを選ぶ。
- 身元がわからない販売先で買わない。
という二点さえ、しっかりと守っていれば、危険なものではありません。
カフェインを取ってはいけない妊娠中のお母さん方で、どうしてもコーヒーが飲みたいという人は、是非ともカフェインレスコーヒーを飲んでもらいたいものです。ストレスを抱え込むのもお子さんによくありませんからね。
ただ、海外に住んでいるなどの事情がある場合は、止めておいた方がいいでしょう。